「平和」という木に 「教育」という水を

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福岡県立筑紫中央高等学校 久保善嗣

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災害時に恐慌状態の人々が引き起こす二次災害を防ぐ方法の創造 ─ 生物集団から解き明かす恐慌状態の本質 ─

Herd behavior

第57回下中科学研究助成金取得者研究発表より

<h1>災害時に恐慌状態の人々が引き起こす二次災害を防ぐ方法の創造 ─ 生物集団から解き明かす恐慌状態の本質 ─</h1>

災害時に安全で速やかに避難できる方法を模索することは非常に重要だと考える。しかし、実際に災害時と同様の条件を再現して実験を行うことは現実的ではない。もし可能でも、場所、人員を考えると莫大なコストがかかる。


1.はじめに

近年、異常気象や地震などの災害が多発している。そのような災害に遭遇すると人は冷静に行動することができない。特に人口が多い都心部などで同時に多くの人が被災するとパニックが起きる。パニックを起こした人々が建物から逃げるために狭い通路に集中したり避難所に向かうため狭い道に殺到すると予期せぬ二次災害を生んだり、短時間で避難できずに被害が大きくなることが予想できる。このような問題が生じる原因を解明し、災害時に安全で速やかに避難できる方法を模索することは非常に重要だと考える。しかし、実際に災害時と同様の条件を再現して実験を行うことは現実的ではない。もし可能でも、場所、人員を考えると莫大なコストがかかる。そこで、本研究ではパニックを起こした人のモデルとなるような生物としてゾウリムシを用いた。ゾウリムシを用いたのは、人に囲まれて目的地の正確な位置がわからない状態で行動する(特徴A)、遠くの人(数m〜数十m)とコミュニケーションを取らずに行動する(特徴B)というパニックを起こした人の特徴を再現できると考えたためである。ゾウリムシは目を持っておらず、ゾウリムシ同士が長距離で相互作用することもないためA、B両方の特徴が再現できる。また、簡単に増やせ、場所を取らないためコストを低く抑えられる利点もある。本研究では実際にゾウリムシの集団を観察し、ゾウリムシの密度、境界条件を変化させた時に起きる移動中の現象を調べた。

※全文はこちらからPDFにて閲覧いただけます。

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